ともやの映画万歳! -39ページ目
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陰陽少女(第1話)

【2004年・日本】TVで鑑賞(ともや評価:今後の期待も込めて★★★★☆)
本日から始まった新番組。浅井惠子の『陰陽奉行』(文芸社)を原作に、現代風なアレンジが施されている。
物語の舞台はそれほど遠くない近未来の日本。女子校であるミキ(小向美奈子)の姉ユキ(井村空美)は、ある研究の実験中に事故死してしまう。ある日ミキは謎の人物に拉致され、自殺の名所で目覚めることになる。怯えるミキにユキが乗り移り、ミキは剣で彷徨う霊たちと戦うことになる。
まだ第1話の段階なので、何とも言えないが、多分低予算ながらも非常に丁寧な映像作りをしていて好感が持てる作品。
監督・脚本・編集は亀井亨。「JamFilms2」などで助監督をしていた人らしい。監督作品はまだ少なく、これから期待していきたい人かもしれない。
主演の小向美奈子、そんなに酷い演技でもないしいい感じ。最近はグラビアよりも女優の仕事にシフトし始めたみたい。この作品はシリアス路線なんだけど、「ヴァンパイア・ホスト」(続編作ってくれないかなぁ、テレビ東京さん)の時のような、コメディエンヌとしての方が彼女に会っていると思うのは私だけ?
TVK・TVS・KBS初の3局共同制作ということだから、ホントにローカル作品だよね。
セーラー服の女の子が悪霊と戦うって、ベタといえばベタな作品なんだけど、今後の展開が楽しみです。



タイトル: ヴァンパイアホスト DVD-BOX

妄想代理人(第1話~第8話)

【2004年・日本】DVDで鑑賞(ともや評価:★★★★☆)
サイコスリラー・アニメ「パーフェクト・ブルー」の手掛けた今敏が原作・総監督のTVシリーズ。
人気のキャラクター・マロミを手掛けたイラストレーターの鷺月子は、次なるキャラクターを生み出すためにまわりからプレッシャーをかけられていた。そして月子は帰宅途中に、バットを持ち金色のローラーブレードを履いた少年に襲われる。警察は月子の狂言ではないかと疑うか、次なる犠牲者が発生する。世間はこの東京武蔵野で起きた連続通り魔の犯人を【少年バット】と呼ぶようになる。少年バットに襲われる人間は、何かに追いつめられ悩んでいるという共通項がある。そして襲われた人間は何故か晴れやかな顔をしているのだ。少年バットとは一体何者なのか?
キャラクターデザインは「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」で作画監督をしていた安藤雅司が担当している。サイコな内容だけど、ほんわかしたキャラを描く人である。
最初は1話だけ観るつもりが一気に8話まで観てしまった。
あと5話残っているので、物語がどのように終着していくかはわからないが、なかなか面白い。
オープニングとエンディング曲がこれまた良いのだわなぁ。



タイトル: 妄想代理人(1)


タイトル: 妄想代理人(2)


タイトル: 妄想代理人 (3)


タイトル: 妄想代理人 (4)


タイトル: 妄想代理人 (5)


タイトル: 妄想代理人 (6)

es【エス】

(原題:DAS EXPERIMENT)
【2001年・ドイツ】TVで鑑賞(ともや評価:★★★☆☆)


1971年に人間心理の変動を試みた心理実験を描いたシチュエーション・サイコ・ムービー。

スタンフォード大学心理学部のトート教授(エドガー・ゼルゲ)は、ある事件をするために新聞広告を出す。【14日間の実験の被験者になれば4000マルク(日本円で約22万円)の謝礼を差し上げます】と。その応募に集まったのはタクシードライバーのタレク(モーリッツ・ブライブトライ)、空軍パイロットのシュタインホフ(クリスティアン・ベルケル)、自分の濃い体臭を気にするベルス(ユストゥス・フォン・ドホナニー)ら20名ほどの男性たち。彼らは無作為に看守役と囚人役に分けられ、学内に設けられた模擬刑務所に収容された。バルスは看守役、タレクとシュタインホフは囚人役である。初めはそれぞれの役を演じるだけの簡単なアルバイトと誰もが考えていた。しかし、実験が進むうちに看守役の攻撃的な振る舞いはどんどんエスカレートしていく。それに対して囚人役は卑屈に服従するのみで、まったく抗議できなくなっていく。いつしか、模擬刑務所内は単なる実験の枠組みを越えて、誰にも制御不能の状態に陥っていく…。

これは実際にあった事件をベースに作られているらしいが、人間はあんなにも簡単に壊れていくモノなのだなぁ…とちょっと怖くなりました。
最初のウチは実話ベースというのを知らなかったので、きっとこの実験の裏にはもっと凄い陰謀が隠されていて…とか勝手に思ってました。
監督は本作がデビューとなるオリバー・ヒルツェビゲル。
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