ともやの映画万歳! -37ページ目

A celtic romance/MYCHAEL DANNA & JEFF DANNA

これは厳密にいうとサウンド・トラックではありません。
ケルト音楽が収録されたアルバムです。
ただこのアルバムには、ショーン・パトリック・フラナリーとノーマン・リーダスが主演し、2001年に公開されたアクション映画「処刑人」(原題:THE BOONDOCK SAINTS)のオープニングで使われた曲が収録されています。
この作品はサントラが発売されていないので、それだけでも貴重品です。
その曲とは、5曲目の『BLOOD OF CU CHULAINN』
長閑で雄大なケルト音楽です。
ケルトというとenyaを思い浮かべてしまいますが、他の曲も綺麗で秀逸なものばかりです。

【ともや的使用例:高原なり山岳なり雄大な自然の中で聴け!】

スパイダーマン2【スコア盤】

サム・ライミ監督が描くアメコミ・ヒーローの傑作「スパイダーマン2」(原題:SPIDER-MAN 2)。スコア盤は日本では未発売のため輸入盤です。音楽は前作に引き続きダニー・エルフマンが担当。
畳み掛けるオーケストラ・サウンドの1曲目『SPIDER-MAN 2 MAIN TITLE』と10曲目『TRAIN/APPRECIATIONT』はとにかく燃えます。そして今作は青春映画の側面も持っているので、しっとりとした爽やかな曲も収録されている。
そして15曲目にはピーターがマスクを捨てた時に流れた『RAINDROPS KEEP FALLIN' ON MY HEAD(雨にぬれても)』が収録されている。映画「明日に向かって撃て」で使われたバカラックの名曲中の名曲です。確かにロックだらけのコンピ盤には収録できないよね。

【ともや的使用例:料理を作りながらのBGMに聴け!】

BATTLESTAR GALACTICA【スコア盤】

2004年にアメリカで放映された海外TVドラマ。「宇宙空母ギャラクティカ」のリメイクシリーズ。
まったくの未見作品ではありますが、前シリーズが大好きだったので購入。
音楽はリチャード・ギブス。基本的にはオーケストラとシンセサイザーを融合させたスコアなのだが、和太鼓っぽい打楽器も加わり、アジアンな感じの雰囲気がするサウンド・トラック。
お気に入りは女性の声楽が加わった4曲目の『TO KISS OR NOT TO KISS』。10曲目の『A CALL TO ARMS』。18曲目の『THE STORM AND THE DEAD』
そして圧巻なのが24曲目の『BATTLE』。7分40秒に及ぶドコドコ打楽器メインの楽曲。
SF作品のサントラながら、意外に癒し系な内容。リラクゼーション効果がありそうな感じです。
早く実際の内容を観てみたいです。

【ともや的使用例:寝るときのBGMとして聴け!】



Richard Gibbs, Deborah Dietrich, Mamak Khadem
Battlestar Galactica (Original Soundtrack from the Sci-Fi Channel Miniseries)


Richard Gibbs, Bear McCreary, Bear McCreary, Brendan McCreary, Caitanya Riggan, Daniel McGrew, Ken Stacey, Lillis O´ Laoire, Melanie Henley Heyn, Michael Now
Battlestar Galactica: Season One [Original Soundtrack]


ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
バトルスター ギャラクティカ-サイロンの攻撃-

ケイティ【スコア盤】



ケイティ・ホルムズ、ベンジャミン・ブラット主演のサスペンス映画「ケイティ」(原題:ABANDON)スコア盤。音楽はクリント・マンセル
お気に入りは1曲目の『ABANDON OPENING TITLES』と27曲目の『ABANDON END TITLES』。主演のケイティ・ホムルズのラララン~♪というハミングに乗って流れるピアノの旋律がゾクゾクするように怖くて美しいのである。
全体的にピアノを主旋律とした静かな曲が多く、ダークでスリリングで不思議な雰囲気を醸し出している。

【ともや的使用例:寝る時のBGMとして聴け!】




タイトル: ケイティ



タイトル: ケイティ(輸入盤/サントラ)

アンダーワールド【スコア盤】

ケイト・ベッキンセール主演。吸血鬼と狼人間との宿命の闘いを描いた「アンダーワールド」(原題:UNDERWORLD)
元タンジェリン・ドリームのポール・ハスリンガーが担当したスコア盤サウンド・トラック。最近ではグラエム・レヴェルの音楽のプログラミングなどの協力や、「ブルークラッシュ」のスコアを担当している。
お薦めは12曲目『ANGER AND RETRIBUTION』と19曲目『KEEP WATCH OVER THE NIGHT』。『ANGER AND RETRIBUTION』は、ドコドコ&ガチャガチャしたノイジーでノリの良いパーカッション。『KEEP WATCH OVER THE NIGHT』は、何かが起こるような緊張感を孕んだ静かなスローテーマ。
音楽の専門用語とかよく判らないので、上手く表現することはできませんが、トレヴァー・ジョーンズのスコアが好きな人ならば燃えるコトができるサントラ。

【ともや的使用例:原稿を書く時に聴け!】

蛇イチゴ

【2003年・日本】DVDで鑑賞(ともや評価:★★★☆☆)

新人である西川美和がある家族の物語を描いた初監督作品。

明智家はどこにでもあるような普通の家族に見えた。働き者で頼もしい一家の大黒柱である父・芳郎(平泉成)。その父を支える優しい母・章子(大谷直子)。ぼけてはいるものの明るい祖父・京蔵(笑福亭松之助)。正義感が強くしっかり者の長女・倫子(つみきみほ)。しかし、父はだいぶ前に会社をリストラされており、家族には内緒にしたまま莫大な借金を重ねていた。母はボケた祖父の世話に疲れており、教師をしている倫子は同僚の鎌田(手塚とおる)との結婚を間近に控えていた。そんな折り、祖父が亡くなってしまう。葬儀の最中に倫子は10年前に家を出ていった兄・周治(宮迫博之)に出会う。周治はちょうどその葬儀場で香典泥棒をしている最中だったのだ。そこへ借金取りが現れ…。それをきっかけに、 平穏な明智家の裏に隠されていた様々な嘘や欺瞞が噴出し、 明智家は混乱に陥ってゆく。やがて、世渡り上手の周治は、家族に内緒で多額の借金をしていた父の窮地を救い、家に迎えられるのだが、倫子だけはお調子者の兄をどうしても受け入れることができずにいた…。

実は公開当初から気になっていた作品。
お調子者の放蕩息子が帰ってきて、家族が再生していく物語かな…と思っていたらそんなお話でもなく。
宮迫の演技が光る不思議な家族の物語。
かなり拍子抜けのするエンディングなのだが、個人的には嫌いではない終わり方。
なんとなくニヤリとしてしまった。
次回作が楽しみな監督である。

ヤングスーパーマン【コンピ盤】

海外TVドラマ「ヤングスーパーマン」(原題:SMALLVILLE)のオリジナルサウンド・トラック。
ハイスクール時代のクラーク・ケントを描いた青春物語です。
サントラは、いろいろな唄入りのコンピレーション盤
やはりお薦めはオープニング曲である1曲目の『Save Me』(Remy Zero)と、エンディング曲である8曲目の『Don't Dream It's Over』(Sixpence None The Richer)。
そして意外に嬉しかったのが12曲目に収録されている『Time After Time』(Eva Cassidy)。シンディ・ローパーの曲のカバーである。しんみりとした落ち着いた良い曲なのである。

【ともや的使用例:天気の良い日曜日の気だるい午後に聴け!】




タイトル: ヤング・スーパーマン(サントラ/コンピ/国内盤)

大冒険

【1965年・日本】TVで鑑賞(ともや評価:★★★★☆)

クレイジー・キャッツの十周年記念作品として製作されたアクション・アドベンチャー・コメディ。

世界で猛威を振るっている偽札偽造団が日本にも上陸し、警視庁は極秘裏に操作を進めていた。そんな中、週刊トップの記者である植松(植木等)は、親友の発明家・谷井(谷啓)が発明したマシンにより偽札の存在を発見。大スクープをモノにする。偽札偽造団は報復のために谷井の妹である悦子(団令子)を誘拐。植松は偽造団の殺し屋に狙われ、なおかつ警察に偽札犯と勘違いされてしまう。植松を執拗に追う刑事の花井(ハナ肇)。恋する悦子を追いかける植松。ご都合主義満載のとんでもチェイスが展開していく。そして、実は偽札偽造団の正体は、生きていたヒットラー総統率いるナチスドイツの残党だったのだ…(笑)。

もう風呂敷を広げるだけ広げまくる、すっとこどっこい(誉め言葉)なコメディ映画。
40年前の作品だというのにめちゃくちゃ面白い! 
ワイヤーアクションがあったり、町を走っている車がクラッシックで格好良かったり、とにかく物語の展開が素っ頓狂でナイス! 
監督は「無責任シリーズ」の古澤憲吾。
特技監督には特撮の神様・円谷英二が参加している。

スカイハイ-劇場版-

【2003年・日本】DVDで鑑賞(ともや評価:★★★★☆)

TV版の「1」と「2」を繋ぐ物語。

世間では女性の心臓を切り取られた連続猟奇殺人事件が起こっていた。この事件の担当をしているのが刑事である神崎耕平(谷原章介)である。彼は数日後に婚約者である斎木美奈(釈由美子)との結婚を控えていた。しかし、結婚式当日、美奈は4人目の猟奇殺人事件の被害者になってしまう。美奈は自分が殺されたことも知らずに「怨みの門」の前に立つ。一方神崎は、美奈を殺した犯人を捜すのに必死になっていた。やがて5人目の犠牲者が出てしまい、どうやら犯人は遺伝子工学の世界的科学者である工藤達也(大沢たかお)ということを突き止める。工藤は原因不明の病気にため3年間昏睡状態になっている妻を救うために、前世で怨みの門番をしていた人間の心臓を6つ集めて悪魔を召還し、妻を救おうとしていたのだった。工藤の秘書レイ(魚谷佳苗)に殺されたイズコ(椎名英姫)は、美奈に門番の使命を譲り渡す。再び怨みの門番となる美奈。悪魔の召還を目論む工藤の陰謀を阻止することができるのか…。

何故「1」で転生の道を歩んだイズコが、「2」でまたイズコになってしまったのかを繋ぐ物語。
TV版は人間ドラマを重点に描かれているけど、北村監督はそれをアクション映画に昇華させてしまいました。
良くも悪くもそれが北村イズムなのである。
「修羅雪姫」ほどではないけど、釈ちゃんのブレイド・アクションが堪能できます。
ついつい北村監督の作品を観ると、北村作品には必ず出てくる榊英雄、坂口拓、松本実の姿を探してしまう。榊さんは「1」で出演していたので、今回はいないなと最初から思っていました。そして途中松本さんを見つけてニンマリ。拓ちゃんを最後まで捜したが見つからず、スタッフロールを見ても名前が無かったのでちょっとがっかり。
それにしてもレイが使っていた呪いの呪文が刻まれた剣は格好良いなぁ。レプリカでいいんで是非発売して欲しいモノです。

フォーチュン・クッキー

(原題:FREAKY FRIDAY)
【2003年・アメリカ】DVDで鑑賞(ともや評価:★★★☆☆)


1976年にジョディ・フォスター主演で公開された「フリーキー・フライデー」のリメイク版。

コールマン一家は3年前に父親を亡くし、今は精神科医の母テス(ジェイミー・リー・カーティス)、娘のアンナ(リンゼイ・ローハン)、息子のハリー(ライアン・マルガリーニ)の3人で生活していた。生真面目なテスとロックが大好きなアンナはいつも喧嘩ばかり。2日後にテスの再婚を控え、家族は中華料理を食べに行く。そこで出されたフォーチュン・クッキー(おみくじ入りのクッキー)を食べた2人は、何故か身体が入れ替わってしまう…。

娘と母の身体が入れ替わってしまうというファンタジー・コメディ。
リンゼイ・ローハンもなかなか良い演技をするのだけど、見所は15歳の娘の心を持った母を演じるジェイミー・リー・カーティス。
「トゥルー・ライズ」のシュワちゃんの奥さんを演じていたときもそうだったけど、ちょっとちぐはぐでコミカルな演技をさせたらピカイチ。
とてもホラー映画のスクリーム・クィーンだったとは思えません。
ディズニー作品なので、ちょっと毒が足りないかなって気もするけど、安心して観られるコメディです。
監督はマーク・ウォーターズ。
追伸。リンゼイ・ローハンの髪の毛の生え際の形がずっと気になってました。




タイトル: フォーチュン・クッキー(DVD)



タイトル: フォーチュン・クッキー(サントラ)